グルタミンという栄養を聞いたことはありますか?
運動を習慣にしている方は聞いたことがあるかもしれません。
ですが、聞いたことがある人・ない人も詳しくはわからないという方が多いのではないでしょうか?
グルタミンはとても大切な栄養の一つで、カラダにとって貴重な働きをしてくれる栄養です。
そこで、今回はグルタミンはどんな栄養で、どんな働きをするのか簡単にご紹介します。
目次
グルタミンの働き
・グルタミンはカラダの中にもっとも豊富にある非必須アミノ酸
・グルタミンは小腸の主要なエネルギー源
・免疫力UP
・胃腸粘膜保護作用
・筋肉分解と筋肉合成に働く
たんぱく質とグルタミンの関係
たんぱく質は分解されると、遊離アミノ酸(細胞や血液中などに蓄えられているアミノ酸)というものになります。
体内にはたんぱく質を構成していない遊離アミノ酸のプール(貯蔵庫)があり、そこから材料のアミノ酸を取り出し、新たなたんぱく質を作っています。
このアミノ酸のリサイクルが完璧であれば、新たにアミノ酸を取り入れる必要はありません。
おおよそ体重70kgの人は80gのアミノ酸が分解され、排出されます。
そのため、最低でも体重×1g 分のたんぱく質は補う食生活を心がけましょう。
小腸はなぜグルタミンをエネルギーにしているのか?
消化管は栄養吸収という仕事に加え、細菌に対するバリヤー機能を保つための新陳代謝でもエネルギーを消費しています。
また、パトロールさせる免疫細胞を養うためにもエネルギーが必要です。
以上のように小腸はエネルギーがかなり必要になります。
そんな中、脳はグルコース(糖)しかエネルギー源にできません。
そのため、多くのエネルギーを使う小腸は糖をエネルギーとする脳と取り合いにならないように、小腸はグルタミンをエネルギー源にして、脳とエネルギーを使い分けています。
次回は、、、
今回はグルタミンの働きや人間のカラダにとって、なぜグルタミンが大切な栄養なのかご紹介しました。
次回はグルタミンの【免疫効果】【筋肉との関わり】【豊富に含まれる食材】についてご紹介しますので、次回もぜひご覧ください!