今回は少し過激なタイトルですが、不足している人がかなり多いため、あえてこういった表現にしました。
ではその肝心の栄養素とはなんでしょうか?
それは、、たんぱく質です。
「よく聞くし、そんなこと知ってるよ」と心の声が聞こえてきそうですね。
そうなんです。よく耳にしますよね。裏を返せばそれだけ大切な栄養素だということです。
それなのに不足している人が多く、必要量を知らなかったり、誤った情報を鵜呑みにしている人も多いです。
私も仕事をしていて何回「たんぱく質が足りてないですね〜」「たんぱく質をもっととりましょう!」と言ったことか。。
それだけ大切にして欲しい想いがあるからこそ口うるさく伝えています。
少なくともこのブログを読んでいる人には正しい情報のインプットと行動に移していただきたいです。
前置きが長くなってしまいましたが、本題に入ります!
ではそんな大切なたんぱく質は「どれくらいとればいいのか」「なんで大切なのか」この2点に絞ってご紹介します。
たんぱく質はどれくらいとればいいのか?
「どれだけ大切なのかはいいから、結論どれくらいとればいいの?」
こんな人も多いと思いますので、まずは必要量からお伝えします!
面倒な人はこれさえ覚えてしっかりとりましょう!
※たまに「体重の×2〜3gでしょ?」と聞きますが、体重だけだと個人差がありますので、下記を参考にしてください!
・たんぱく質必要量
→除脂肪体重×1.5g〜2.0g(多くても×3g)
※除脂肪体重とは脂肪を除いた組織の重量です。たとえば筋肉、骨、内臓などのこと。
・除脂肪体重の求め方
除脂肪体重を求めるには体重と体脂肪を把握する必要があります。
今では体重計ですぐ計測できます。
「体重計によってばらつきあるでしょ」と思うかもしれませんが、普段よく使う体重計を参考に日常から計測するようにすれば問題ありません。
下記が計算方法です。
- 体脂肪量(kg)= 体重(kg) × 体脂肪率(%)
- 除脂肪体重(㎏)= 体重(㎏) - 体脂肪量(㎏)
・求め方の例:体重60kg、体脂肪率20%の人の場合
体脂肪量:60kg×20%=12kg
除脂肪体重:60kg–12kg=48kg
上記のような計算になり、除脂肪体重は48kg。
そして必要なたんぱく質量は、、
最低でもおよそ70gほどのたんぱく質は必要になります。
(除脂肪体重48kg×1.5g〜2.0g=72g〜96g)
難しい計算は必要ありませんので、ぜひ参考にしてみてください。
たんぱく質の重要性
結論だけ知りたい人のため、先に必要量をお伝えしました。
ただ、必要量だけ知っているよりも重要性を知っておくと、「これはとったほうがいいんだな」と自分を納得させることができると思います。
ぜひ、これからお伝えするたんぱく質の重要性も読んでいただくことをおすすめします。
そもそも私たちのカラダは何でできているのでしょうか?
話がずいぶん飛躍しますが、お付き合いください(笑)
そもそも私たち人のカラダを作っているものは、「化合物」です。
その化合物を多い順に並べると「酸素・炭素・水素・窒素」これだけで約97%を占めます。残りはカルシウム・リンなどのミネラルです。
これを知ると、カラダが何でできていて、何を食べればいいのか分かります。
炭水化物や脂質を元素レベルまで細かくすると、「炭素・水素・酸素」です。
たんぱく質は「炭素・水素・酸素・窒素」です。
こうしてみると人間の約97%を作っているのものと同じです。
だから、炭水化物・脂質・たんぱく質は大事であることが言えます。
その中でもたんぱく質にしか窒素が含まれていません。
この化合物の構成を見るだけでも人のカラダにとって大切な栄養素を把握することができますよね。
わざわざ細かい部分まで覚える必要はありませんが、たんぱく質は人体を構成する化合物として必要なんだなってくらいには頭に入れておくと、食事への意識も変わるのではないでしょうか。
「ただ、化合物って言われてもピンとこないな〜」という人に向けて、不足するとどんなことが起こるのかご紹介します。
こちらはイメージしやすいので、読んでみてください。
では不足すると、どんなことが起こるのでしょうか?
ぱっと今思い浮かぶことを羅列したいと思います。
「筋肉の分解が起きて筋肉量の低下」
「筋肉量の低下により体型の崩れ」
「体脂肪増加による生活習慣病」
「肌荒れ・髪がガサガサになる」
「コラーゲンの材料のためカラダが硬くなる」
「睡眠の質が落ちる」
「カラダがむくむ」
etc、、、
日常生活でもよくある悩みをあげてみました。
1個くらい該当する人はいるのではないでしょうか?もちろんたんぱく質不足だけが原因じゃないかもしれません。
それでもたんぱく質を普段の食生活に取り入れるだけで解決が見られる可能性があるなら実行する価値はありますよね。
少しいじわるな書き方でしたが、ぜひこの記事を読んだあなたがたんぱく質の重要性を感じ、実行に移して少しでも健康なカラダへと変わったのなら何よりです。
とりすぎも悪影響ですので、さきほど書いた必要量を計算した上で食生活を見直してみてください!